Seishun buta yaro wa shisukon aidoru no yume o minai.

読み物としては大変面白く読めます、だったらいいなぁが、いっぱい詰まってます

我ながらこの本はシスコンへの愛を再確認させてくれる素晴らしい本だと思いました。ぜひ、妹に読ませたいです。妹 いませんが、、、あと、この作者はテレビ番組の構成作家もされてるらしいですわ。

前巻を呼んだ方なら分かると思いますが、麻衣とその妹の話。ネタバレ避けるために核心部分には触れませんが、麻衣のストイックな部分がこれまで以上に見えたりと掘り下げる部分が多いと思います。キャラの中では古賀が最も好きなのですが、あまり活躍がなく残念な部分はあるものの、登場するワンシーンワンシーンを大事に書かれておりファンとしてはとてもうれしく思います。既刊購入者には是非手に取っていただきたい一冊です！

主人公の咲太を取り巻く状況は相変わらず楽しいです。人気タレントの麻衣は映画の出演が決まっていて忙しく彼女の恋人の座を射止めた「眠たそうな奴」（←のどか談）の咲太は、なかなか会えずまた、デート禁止令も続いていて少々、不満だったそれでも恋人同士、楽しい日々を過ごしていたはずだったがしかし始業式を向かえたのに、麻衣は学校に来ない。そこで久しぶりにマンションに会いに行けば麻衣から「あんた誰？」の言葉です。すると、金髪の美少女が麻衣のことを「豊浜のどかよ」と答えました。そして金髪の少女が自分が今は桜島麻衣だと答えた物語はそこから始まります豊浜のどかは、麻衣の母親違いの妹でそこそこ人気が出てきたアイドルグループのメンバーでした。しかし圧倒的な人気と実力を誇る一つ上の姉の麻衣とは、母親に何かに比較されてつらい思いを抱いていましたがそれが爆発して、思春期症候群が発症しのどかは姉になってしまった。その展開は当初から読み解けましたが。そこにいたる深層はいまひとつわからなかったなそれで最後まで読んでわかったかといえば、もちろんわかりましたが。それでも少々、不満があります。詳しく書けばネタバレになるので、止めときますけど。要するに展開としては、もう少し深く掘り下げるような描き方もあったのではないかそんな感想がもれました。ただ、主人公・咲太の掛け合いとか、そうしたことは楽しめました。ライトノベルとして気楽に読む分は充分に面白かったです